トイレでおしっこをすると断固と言い張り「漏らしてしなさい」と言っても、少しだけおしっこを漏らすと、急いで我慢しようとするからです。
心臓の薬の関係で普段より頻尿になっているので、一晩中おしっこをしないというのは、さすがに心配しました。
翌日は病院の休診日だったのですが、院長先生のご好意で、診察してもらいました。
そこで、想像以上に大変だったことが発覚。
おしっこを出さないのではなく、おしっこが出なかったようなのです。
何でも、膀胱の中に尿石が奥に沈殿していた場合、大きな心筋梗塞のような発作が起こると、膀胱内でわっと舞い上がり、一斉に尿の出口まで移動して尿道を塞いでしまうので、思うようにおしっこが出ないかもしれない、という事でした。
そこで早速レントゲン。
案の定、それらしきものを発見。良かったことは、大きな石ではなさそうなので、膀胱に直接針で穴を開けて尿を出してから、カテーテルで、尿道を塞いでいる砂利よりも小さなキラキラした石を、膀胱の奥まで押し戻して尿道が通るようにしよう、という案が出来そうなことでした。
思わぬ休診日の手術は大成功。
おまけに、小太郎は膀胱も洗浄してもらえました。
休診日に院長先生に見えもらえるなど稀な事なのに、小太郎はなんて運がいいんだと感心しました。
おしっこが問題なく出るようになり、ぐっすり眠れました |
それが、一昨日の話です。
昨日も念のために診察日でした。
体重は3.6kg。
特に変わった様子はなく、相変わらず左足が動きにくいという事です。
ただ、おしっこが出た後、次は左足が思うように使えないため、排便をする事が困難になってしまい、それが気になっているという事を先生に伝えました。
まぁ、排便は特に悩む必要もなく、そのうち絶対に出るようです。
それなら安心だ、と、マウスキー達は帰宅。
ところが、事態はそんなものではなかったようです。
20:18頃、小太郎が再び心筋梗塞の発作を起こしました。
貰っていたニトロでその場をしのぎ、病院に電話をして駆け込む事に。
院長先生の好意で時間外も診ていただき、注射をしてもらうと、これで少しは小太郎の様態も落ち着くかと、少し胸をなでおろしました。
実際、小太郎も落ち着いてきたようでした。
それから、22:04頃、再び小太郎の発作。またご好意に甘えて病院へ駆け込みました。
また注射をしてもらい、一時間おきに発作が起きてもいいように、翌日の診察時間が8:50分なのに合わせて、10粒いただいたのです。
そこからが本格的な戦いの始まりでした。
帰宅後間もなく、再び発作。夜中の1時までは、一時間おきに発作が起こり、1時からは、10分間隔で発作が起きるように。
さすがの家族も覚悟を決め、小太郎をみんなで囲み、「よく頑張った」「小太郎は凄い子だ」「立派だ」と、思い思いの事を口々に言って、見送る姿勢を見せ始めました。
家族に見守られながら、発作の合間に水を飲む小太郎 |
しかし、それから、2時が過ぎ、3時が過ぎ、4時が過ぎても発作を繰り返し、貰っていたニトロを全て使いきると、小太郎は、どうもやるところまで頑張る気だという事が分かりました。
では、やるところまで、やるしかない、ここは付き合おうと、マウスキーと姉マウスキーは決めました。
しかし、5:40に起こった発作で、どうも、発作の種類が変わってきた事に気が付きました。
左側の一点を睨みながら痙攣をしている、その形相、体の痙攣などなど。どう見ても、心臓というよりは、脳からきている様子。
発作が切り替わった頃の小太郎 |
父マウスキーは絶対にてん癇の発作だと言い出しました。
これは同感でした。
マウスキーは、以前飼っていた、マメとコマメというパンダマウスが2匹とも癲癇だったので、見覚えがあったのです。
正しく。
そして、発作は続き、夜が明けても続きました。
てん癇の発作の合間、少し落ち着いた小太郎 |
そして、ついに時計の針が8時になった時、まだ早いと思いつつ、病院へ電話。
早めの時間ですが、診察してもらえました。
診断は、やはり癲癇。
薬で抑えるしかないらしく、しかも、その薬には個体差があると聞きました。ある子は、薬を投薬され、眠くなり、二度と目覚めないというケースもあるらしいのです。
もはや、小太郎はどちらでも良い。
12時間も癲癇と心筋梗塞の発作に耐え抜いた男なのだ。
そこで、病院に小太郎を預け、11時半に面会に行きました。
ぐっすり寝ていて、時々目が覚めて足をバタバタさせては、薬を投薬され強制的に眠らされる、そんな感じでしたが、昨夜は寝ていなかったので、寝られるというのも良い事です。
心地よい酸素室の中で眠らされている小太郎 |
次の面会は、18時半という事で、18時半になってから、マウスキーと姉マウスキーは急いで面会に行きました。
大分、我を取り戻してきている様子で、頭をもごもご動かしており、判別もつくようでした。
小太郎の様子を見て、自宅に戻っても良さそうとの事。
ただし、今回の心筋梗塞の発作で、腎不全も引き起こしているため、静動脈に直接入れている点滴を命の綱として装着させたまま、自宅へ戻りました(携帯版みたいな形なので、管がぶらぶらしてる奴じゃありませんでした)。
発作を起こしてから24時間が経過した小太郎 薬が効いてよく眠っています |
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