2014年2月8日土曜日

遺影台が出来ました

随分と時間がかかってしまいましたが、小太郎の遺影が完成しました。




手前のお花は、まりきょさんが小太郎にと持ってきて下さったお花です。マウスキー感動でした!

遺影の写真は・・・ご存じの通り、このブログのタイトルで使っている写真です。やはり、何が小太郎らしい表情かと相談した時、怒っている顔が一番小太郎らしいという結論になったからです。

もしかすると、2012年の12月で闘病ブログが終わってしまうのではないかと危機感を持っていたにも関わらず、2014年まで続けられて驚いています。そして、長い間小太郎を応援して下さって本当に有難うございました。

さて、小太郎の死後一カ月が経った今も、多くの事を勉強させてもらったと感じています。
マウスキーは、これまで生きてきて、これほど命がけになって何かを成すという事を経験した事がありませんでした。

この貴重な小太郎と過ごした時間と経験を生涯の宝として、マウスキー自身の残りの人生も常に最善を尽くしていきたいです。

2014年1月10日金曜日

小太郎のお葬式

今日は小太郎のお葬式でした。

棺と骨壷は、一年前にマウスキーと姉マウスキーが選んで決めていた、桐箱の棺と、小太郎の毛のように真っ白でツヤツヤした骨壷カバーの骨壷を用意しました。

小太郎の棺と、骨壷

棺には、納棺しようと前から思っていた、マウスキーが作成した小太郎用の枕と、父マウスキーと母マウスキーが、一番最初に買った小太郎の服、カステラ、小太郎が好きそうなアフラックダックの縫いぐるみと、例のチーター君です。

父マウスキーが花で飾ってやりたいと言うので、お花も色々な色の花を入れました。

一年前から計画していた小太郎のお葬式です。準備に準備を重ねたので、文句ありません。

そして、火葬場に行くまでに、場所や道を間違えたりなどはありましたが、無事に小太郎の棺を持って行くことが出来ました。

ちょうど、火葬場は混み合っていて、忙しかったようで、遅れてちょうど良かったようです。

火葬場の待合室にて

骨壷は四寸の大きさを購入していました。

骨を一本残らず骨壷に入れる事が出来ると思ったのですが・・・・どうやら、大きすぎたようです。

驚くほど小太郎の骨は残りませんでした。

「大は小を兼ねる」と常日頃から言っていましたが、この骨壷は小太郎があと三匹ぐらい入りそうな、余裕を持った骨壷となってしまいました。

あと、骨壷に記入してある文字は、父マウスキーが、お通夜の日に、気分が乗っている今、達筆で書かなければならないとこだわりを持って書いたものです。

それと、火葬場によると、骨壷を用意して持って来た場合、共同墓地に預けることが出来ないらしいです。
なので、一旦骨壷を家に持ち帰り、49日遺影台のところに置いておき、それから再び共同墓地で供養してもらう事にしました。

・・・と、なると、早いところ遺影を作らなければならないので、あとは膨大な写真の中から、家族と話し合いながら、ベストショット第一位の写真を遺影にしようと思います。

2014年1月8日水曜日

小太郎、永眠しました

昨日は、午後15時10分に病院を予約していたのですが、小太郎の様子を見て、少し苦しそうだと判断し、午前中に予約を変更してもらいました。

手巻き寿司の具のように巻かれて通院する小太郎
心臓の心膜に血が再び溜まっていないか心配していたのですが、血は止まったようで、漏れている事はありませんでした。

ただ、次なる不穏なものは、排尿を我慢し続けるため、膀胱の壁が厚くなっており、膀胱炎になる可能性があるとの事でした。

診察室で待っている間、姉マウスキーに毛づくろいしてもらう小太郎

心臓も衰えてはいるものの、再び正常に動き出していたので、いつものように、注射と、皮下点滴をしてもらい、帰宅しました。

帰宅すると、早速酸素ケージの出番です。

酸素ケージの中に入り、小太郎は楽になったようで、そこから夜まで、ずっと心地良さそうに眠っていました。

時々目を覚ますと、水を飲ませたり、体の向きを変えたり、体を掻いたりしてあげました。

夕方頃からは、カブのスープを作って飲ませましたが、食欲もなく、水もそんなに欲しがりません。
「食べ残したもの、食べたいものはないのか?」と、念を押してみましたが、本当に食欲がないようでした。

深夜0:00を過ぎた頃から、少し寝苦しくなったようで、体の向きを変えてあげることにしました。

しかし、酸素ケージの窓を開けて、時間をかけて低酸素に慣れさせたにも関わらず、酸素ケージを出た途端に呼吸が出来なくなるようです。

もはや、体の向きを変えるだけが命がけになっていました。なので、それ以降はしませんでした。

しかし、深夜の1:30頃、呼吸がぐっと苦しくなったらしく、元旦に病院へ駆け込んだときのように苦しそうにし始めました。
ただ、元旦と違うのは、酸素ケージの中で息苦しくなっているというところです。

病院へ駆け込もうにも、酸素ケージから出ると息が出来なくなるし、酸素ケージの中でそもそも息苦しくなっては、施す手が思い浮かびません。

とりあえず、背中をさすってあげると気分が良くなるようでした。

2:40頃には、大分呼吸も落ち着いたようです。

それから、4:20前後、酸素ケージの中で、小太郎は口をパクパクさせていました。
息を吸おうとしても、肺機能の低下で、酸素を吸い込むことが出来なくなっているようです。

呼吸が出来ていないので、酸素ケージから小太郎を出してあげました。

それから呼吸は浅くて早くなり、段々低下していき、どの瞬間逝ったのか分からないぐらい静かに小太郎は息を引き取りました。

体のあちこちに病気を発症させながら、肺という最後の砦まで頑張り抜いた大往生でした。


享年:15歳(満13歳)


意地でも排便を終わらせようと気張る小太郎
正月は新しい布団で迎えました

2014年1月6日月曜日

酸素ケージ、遂に稼動開始!

病院でパンフレットをいただいてから、実に心強いと思っていたものが、酸素ケージです。

これは、家庭用の酸素室で、ペットが息苦しくなった時などに、自宅で看てあげる事を可能とした優れものです。

酸素ケージが届いたのは今朝で、早速姉マウスキーと協力して設置。

一体どのような効果があるのか気になっていたのですが、いきなり使う機会が訪れました。

それは、小太郎がお昼ご飯を済ませた後にいきなりきたのです。

ご飯を食べた後、寝たきりながらも、立派に足をさっと開いて排尿を済ませた小太郎は、突然激しく悶え始め、昨日出し損ねたウンチに苦しめられました。

四転八倒しながらも叫び、力み続ける小太郎。

思わず、「無理だ、体力を温存して後で再び頑張るんだ!」と、マウスキー達が声をかけてしまう程、今日は壮絶でした。

しかし、決して諦める事なく小太郎は気張り続け、遂に悪そうなウンチを排出することに成功したのです!!

万歳! マウスキー達は思わず歓声をあげて小太郎を褒め讃えました。 

しかしながら、あまりにも頑張って叫んで力み続けたせいか、小太郎は少々酸欠状態になってしまったのです・・・舌の色も悪くなっていました。

そこで、この酸素室の出番です! 

早速小太郎に入ってもらいます。

大きさは60cm×40cm
体長60cmの小太郎でも、楽々入れました
立派に面会用の小窓もついているのです
しばらくすると、このようにぐっすり寝てしまいました

それから一時間後。

問題発生。

酸素ケージの中で目を覚ました小太郎が、苦しそうにバタバタ悶えながら、声をあげはじめました。

その苦しみようは、どうやらウンチの問題どころではなさそうなので、例の如く急いで病院へ駆け込む事に。

お腹に水が溜まるとか、とにかく、小太郎の内部で何かが起こっていると確信したからです。

案の定、病院でエコー診査をしてもらい、小太郎の数日間の苦しみが、便秘だけではなかった事が判明しました。

どうやら、心臓の血管のどれかが弾け、心膜に血液が流れ込みんで溜まっていた事が原因で、心臓を圧迫し、血流が思うようにいかなくなり、苦しかったようです。

かなり緊急事態だったので、すぐに心臓に穴を開けて、血を抜いてもらいました。

この症状は、結構最期の方らしく、先生にも小太郎の頑張りようを褒めてもらったぐらいです。

どうも、小太郎は限界まで頑張るに違いありません。


血を抜いてもらったら、少し楽になったようですが、まだ血が漏れている可能性があり、心膜に再び溜まるかもしれないらしいです。

とりあえず、元々明日は診察の予定だったので、明日も診てもらうことにしました。


帰宅後、早速酸素ケージの出番。

届いた初日に、これほど稼動出来るとは、ある意味甲斐があります。

酸素ケージに入ると、不思議とぐっすり寝てしまいます
楽になるのでしょう

2014年1月5日日曜日

明けまして おめでとうございます!

小太郎、無事に年を越しました。

・・・とは言え、実は元旦の21:30頃に具合がガクッと悪くなったのです。

それまでは機嫌良さそうにしていたのですが、急に息苦しくなったようで、口をパクパクさせても、思うように呼吸が出来ない様子。

元旦早々、申し訳ないと思いながらも、病院の先生に電話をかけ、「ニトロを下さい!」とお願いしました。
容態を口頭で伝えたところ、どうもニトロが入用ではなさそうなので、診た方がいいと言って下さり、病院へ駆け込む事になったのです。

診ていただいて正解。やはり、心臓が原因ではなく、肺の問題でした。寝たきりになった事で、肺が圧迫されたり、どうしても食べたり、飲んだり、唾液なんかを誤飲してしまうので、肺機能が低下してしまっているとの事。
器官も詰まっていて、うまく呼吸が出来ていないという事で、器官を広げる注射と、肺炎防止の抗生剤を打ってもらい、ついでにいつもの皮下点滴もしていただきました。

本当に申し訳なかったのですが、お陰で元旦を無事に越える事が出来たのです。

1月2日になると、息苦しそうにしているものの、マウスキー達の鼻の穴ケアも功を奏し、呼吸が少し楽になったのか、気力も取り戻しました。

抱っこしてもらうと眠くなります

ご飯も問題なく沢山食べています!

1日に食べるお野菜です。
追加でモモ肉も、ササミ一個半くらいの量を食べます。

でーん!

寝たきりでも、時々は起こして真っ直ぐにしてあげるといいらしいので、目が覚めている時は抱っこをしたりして、かまっています。

仰向けが気持ちが良いらしいです
まったり

平穏そうに見える日々の中、何を置いても我らを苦しめたのは他でもありません。

排便、排尿の事のみについてです。

正月の間、排便、排尿について悩み、苦しみ、努力し、一喜一憂をし続けていました。

まず、恐ろしいほどの下痢地獄から解放され、次に訪れたのは、悪夢のような便秘でした。

おまけに、おしっこもウンチによって圧迫され、邪魔されているので、痛くて出ないと騒ぐので、それは大変だったのです。

元旦、先生に電話をして診てもらいはしましたが、まさか「カテーテルでおしっこを抜いて下さい」と、正月に再び電話をかけるなど、さすがに出来ません。

便秘により、命を落とすのではないかと思うほど苦しむ小太郎
おしっこも15時間出ていないので、大騒ぎです
可哀想な声で悲鳴をあげ続けます。
お腹も限界ぐらいパンパンです。
もはや、猶予はありません。

ここは、一致団結をして、何とか処理しなければならないと、一大奮起。


「小太郎を便秘から救おうプロジェクト」開始。

用意したものは、ゴム手袋、ポリ袋、鼻セレブ、オーガニックホホバオイル、ペットシーツ、ぬるま湯、赤ちゃん用の綿棒。

まず、小太郎を寝かせ、姉マウスキーは犬のツボを調べ、大腸と小腸と膀胱のツボを指圧しながらマッサージをし始めました。

マウスキーは、肛門をオイルや綿棒などで刺激しました。

それでも効果がないと分かると、便秘に効くヨガを実践。

尻尾もマッサージ。

・・・小太郎は疲れきり、茫然自失。既に戦意喪失をしていたため、頑張ろうという気力もありません。

かれこれ一時間ほど経過し、やっとの事で、「鬼か!」と叫んだ程の、硬いウンチを出し、その後、通常のウンチも排泄。

去年、これほどまで喜んだ事があったであろうかと言うほどの歓喜が湧き起こりました。

そして、鬼のように硬いウンチも無事に処分。

15時間以上苦しめていた小太郎のおしっこも、問題なく排尿完了。

全てはここで終わったかのように思えました──が、昨日もやはり、まだまだウンチが存在することが発覚。

小太郎も今回はやる気を起こし、きゃーきゃー騒いで頑張り続けました。

お昼に一旦、また同じ努力の結果排便と排尿は出来たのですが、まだまだあると言うのです。

さすがに力尽きた小太郎は熟睡し始め、戦いは深夜に延長する事に。

マウスキーが爆睡中、姉マウスキーと小太郎は、どうやら密かに便と戦っていたようです。

腸内をこれが動くたびに、小太郎はお腹が痛むらしく、きゃーきゃー言うようで、ひたすら姉マウスキーはマッサージを続け、迎えた明朝5時。

マウスキーが起床。選手交代。

随分と肛門近くまで降りてきていたようで、マウスキーが取り掛かったときには、小太郎はきゃーきゃー声をあげて大騒ぎし始めました。

辛い戦いが終わったのは、午前7時。

5時から7時にかけて排泄し続け、5、6cmほどのウンチを、なんと、9本も出したのです!! 

さすがに、5本目を超えた時、「嘘だろ!」と叫ばずにはおれませんでした。そんな量を、小さな小太郎のお腹が抱えていられるわけがないと、事実を疑いましたが、結果は5本など大幅に上回る9本という数値。

壮絶を極める便秘解消プロジェクト。

まだ溜まった便を解消しきれず、不穏分子の存在を根絶しきれたとは明言できませんが、取りあえず一段落着きました。

苦しみ抜いた小太郎。

全てが終わったあと、ご飯を食べると、即効爆睡していました。

お疲れ様でした・・・・

それにしても、今まで生きてきて、これほど真剣に排便排尿と向き合った事はありませんでした。

生きる基本ここにあり・・・そう痛感した、正月の三が日です。